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ビクトル・サンティリャン(那須川天心の対戦相手)のプロフィール!戦績やファイトスタイル!

目次

ビクトル・サンティリャン(那須川天心の対戦相手)のプロフィール

2025年6月8日に那須川天心選手と対戦するビクトル・サンティリャン選手は、ドミニカ共和国出身のバンタム級ボクサーです。

現在、WBA世界ランキングで6位にランクインしていて、実力もしっかりある選手なんですよ。

キャリアや性格から、“悪童”なんて呼ばれることもあるほど個性が強くて、最近注目が集まっている存在です。

 

最初に名前を聞いたとき、「聞いたことのない選手だな」と思った方もいるかもしれませんね。
でも調べてみると、簡単には侮れない選手だということがわかります。

これまでにプロ15戦で14勝(5KO)1敗という好成績を残していて、2023年には石田匠選手との世界挑戦者決定戦にも出場しています。
さらにアマチュア時代には225戦200勝という圧倒的な成績を誇り、パンアメリカ大会では銅メダルも手にしているんです。

 

筆者(40代のボクシング好きエンジニア)の目線でいうと、こういったアマチュア出身でしっかり下積みを積んできたタイプの選手って、日本人ボクサーにとってはやりにくい相手じゃないかと思っています。
一見、派手さはないんですが、試合になるとジワジワ削ってくるんですよね。

しかもサウスポー。
このスタイルも、対戦相手にとってはかなり厄介な存在です。

 

日本のリングでの試合経験が少ない分、未知数な怖さもあるのが特徴です。
だからこそ、実際の試合ではどんな展開になるのか予想しづらい面白さもありますね。

サンティリャン選手の素顔やこれまでの背景を知ると、きっと試合の見方も少し変わってくると思います。

ではここからは、サンティリャン選手のプロフィールやファイトスタイルについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

基本情報と経歴まとめ

ビクトル・サンティリャン選手のプロフィールは以下の通りです。

ボクシングファンならおさえておきたい基本情報をリストでまとめました。

 

・名前:ビクター・ダニエル・サンティリャン・ペレス
・国籍:ドミニカ共和国
・生年月日:1995年7月22日(2025年時点で29歳)
・身長:167cm
・階級:バンタム級
・構え:サウスポー
・愛称:チコ・マロ(スペイン語で“悪童”)
・プロデビュー:2018年4月7日
・アマ戦績:225戦200勝25敗(パンアメリカ大会銅メダル)
・プロ戦績:15戦14勝(5KO)1敗
・世界ランキング:WBAバンタム級6位

 経歴の中でも特に注目したいのは、やはりアマチュア時代の豊富な経験です。
世界規模の大会でメダルを獲得しているという実績は、やはり信頼の証ですよね。

日本での知名度はまだそれほど高くありませんが、だからこそ“情報が少ない”という点が、試合展開を読むうえでひとつのスパイスになっていると感じます。

 

個人的には、システムエンジニアの感覚にちょっと重ねてしまうところがあって、「未知のバグに備えるような試合展開になりそう」というイメージを持っています。
どれだけ事前に分析しても、構えているだけでは見えてこないようなタイプの相手なんです。

でも、だからこそ試合がより面白くなるとも言えますね。
予測不能な展開が待っているからこそ、目が離せない試合になりそうです。

サンティリャンのファイトスタイルと“悪童”の由来とは?

サンティリャン選手のファイトスタイルをひと言で表すなら、“厄介なサウスポー”というのがぴったりです。
基本的にはアウトボクシングをベースにしていますが、スイッチするタイプではなく、正面からじわじわと圧をかけてくる戦い方をします。

 

構えがサウスポーなだけでもやりづらいのに、さらにパンチのタイミングやリズムが独特で、相手にとってはかなり対応が難しいタイプです。
距離の取り方もうまくて、気づいたときには「いつの間にか相手のペースに巻き込まれていた…」なんて展開も少なくありません。

 

筆者が特に注目しているのは、サンティリャン選手の“間合いのコントロール”です。
まるで、攻撃がギリギリ届かない位置にいて、こちらが手を出した瞬間にスッと入り込んでくるような動きなんです。

エンジニア的な感覚でたとえると、「エラーを誘発させてから、そのバグを的確に突いてくる」といった感じでしょうか。
派手な一発よりも、試合の中で巧みに主導権を握っていくタイプです。

 

もうひとつ、見逃せないのが“悪童”と呼ばれるキャラクターです。
あだ名の「チコ・マロ」はスペイン語で「悪い子」という意味で、小さいころからやんちゃな性格だったそうです。

アマチュア時代のナショナルチームでも、ちょっと問題児扱いされていたエピソードもあるんですよ。
2025年の公開練習では、サングラス姿で腕を組みながら「天心を簡単に操れる」と挑発的な発言をするなど、強気な言動が話題になりました。

 

ただ、そういった振る舞いがパフォーマンスに見えないのも、サンティリャン選手の不気味さを感じさせる部分です。
こういう選手が相手だと、試合を観る側としては思わずワクワクしてしまいますよね。

まさに“ストーリー性のあるボクサー”です。

 

では続いて、サンティリャン選手がこれまでどんな戦績を重ねてきたのかを見ていきましょう。
驚くような実績が並んでいますよ。

ビクトル・サンティリャンの戦績がすごい!アマ時代からプロの実績まで

サンティリャン選手の戦績を見てみると、那須川天心選手との一戦が“決して簡単な試合ではない”ことがよくわかります。
アマチュアでもプロでも、しっかりと結果を積み上げてきたタイプの選手なんです。

 

アマチュア時代の戦績はなんと225戦で200勝25敗。
この勝率は本当に驚異的で、2015年にはパンアメリカ大会で銅メダルも獲得しています。

つまりこの時点で、すでに国際大会で通用する実力を証明していたというわけですね。

 

特にこの「200勝」という数字は、ボクシング関係者の間では“完成された基礎”とも言えるものです。
たくさんの試合経験を通じて、間合いや距離感、防御のタイミングといった感覚がしっかりと体に染み込んでいる状態なんです。

派手さはなくても、崩れにくくて安定感のある“外さない選手”といった印象ですね。

 

システムエンジニア的に例えるなら、表には出てこないけどインフラが抜群に安定しているタイプ。
この手の選手は、KOで目立つことは少なくても、ミスがとても少ないんです。

だからこそ、倒すのが難しい相手でもあるんですよね。

 

では、そんなサンティリャン選手のプロでの実績をざっとご紹介します。

・プロデビュー:2018年4月
・プロ戦績:15戦14勝(5KO)1敗
・初黒星:2023年6月、石田匠選手に判定負け(WBA世界挑戦者決定戦)
・直近の試合:2024年6月、判定勝ちで再起に成功

 

ここで注目したいのが、黒星がわずか1つしかないという安定感。
しかもその敗戦相手は、元世界ランカーの石田匠選手です。

この実績を見れば、サンティリャン選手が“世界戦まであと一歩”という立ち位置にいることがはっきりわかります。

 

そんな実力者と那須川天心選手が戦う今回の試合は、まさに“世界前哨戦”と呼ぶのにふさわしいカードと言えるでしょう。

 

WBAランキング6位の実力とは?世界での評価と立ち位置を解説

WBA世界バンタム級ランキング6位――このポジションがどれほどすごいのか、ボクシングに詳しくない方にもわかりやすくお伝えしますね。

ざっくり言うと、世界中に数千人はいるとされるバンタム級のプロボクサーの中で、トップ10に入っているということなんです。

 

この時点ですでに相当すごいのですが、サンティリャン選手がこのランキングに名を連ねているのには、しっかりとした理由があります。

2021年にWBAカリブ海王座を獲得してからというもの、安定した戦績を積み重ねていて、結果だけでなく内容でも高く評価されているんです。

その後も大きな崩れはなく、黒星はたったの1つだけ。
いまでは「世界ランクに入った」というより、「さらに上を狙える選手」と見られているんですよ。

 

筆者の個人的な視点ですが、このランキングには単なる順位以上の意味があると感じています。

たとえば、企業でいう「上場」みたいなイメージでしょうか。
ある程度の実力と信頼が認められないと到達できないポジションなんです。

つまり、無名では到底立てない場所なんですね。

 

さらに注目したいのが、日本人選手との対戦歴です。

2023年には井岡ジム所属の石田匠選手と世界挑戦者決定戦で対戦し、惜しくも判定で敗れましたが、結果は1-2の接戦。
「ここまで日本のトップ選手と渡り合えるのか」と、その実力には驚かされました。

 

サンティリャン選手のようなタイプは、ランキングの数字だけではなかなか測りきれない実力があります。
だからこそ、那須川天心選手にとっても、今回の一戦は間違いなくタフな試合になるはずです。

 

試合直前の公開練習・会見発言まとめ【天心陣営の反応も】

試合が近づいてくると、注目したくなるのがリングの外で繰り広げられる“駆け引き”です。
ビクトル・サンティリャン選手も、その例にもれず公開練習や会見で“悪童”らしさをしっかり見せてくれました。

 

まずは公開練習の様子から。
黒いサングラスをかけて登場したサンティリャン選手は、まるでハリウッド映画の悪役のような雰囲気をまといながら、報道陣を前に堂々と語りました。

 

「那須川天心?簡単に操れると思ってる」

 

さらに、「自分は体格差を活かして対応できる」と余裕を感じさせるコメントも。
天心選手の過去の試合はしっかりとチェックしているようで、「2月のモロニー戦を見たが、自分の能力なら問題ない」と、自信満々な発言を続けていました。

こうした態度が、“悪童”というあだ名にピッタリなんですよね。

 

一方で、那須川陣営も冷静に応戦しています。

トレーナーを務めるのは、元世界2階級制覇王者の粟生隆寛さん。
「天心は、これまでのサウスポーとはまったく違うタイプ」と断言していて、サンティリャン選手の練習を視察した後も、「あれを捕まえるのは大変」と言いつつも、どこか余裕のある表情が印象的でした。

 

筆者としては、こういった“言葉によるジャブの応酬”を見るのがとても好きなんです。

ボクシングの魅力って、リング上の攻防だけじゃありません。
試合前の言葉ひとつひとつが、気持ちを高ぶらせてくれるんですよね。

 

このままいくと、今回の一戦はただのスポーツを超えて、“物語”として語りたくなるような試合になるはずです。

リングの上でどんな展開が待っているのか、今から目が離せませんね。

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