
「客先常駐って、なんでこんなにメンタルが削られるんだろう…」
そんな思いを抱えながら働いていた筆者が、社内SEに転職して心が救われた話をお届けします。
この記事では👇のような疑問に本音でお答えします!
- 精神的に楽なのは社内SE?それとも客先常駐?
- 中小企業の社風って“ゆるい”って本当?
- メンタル的に追い込まれない職場ってどういうところ?
- 社内SEに転職して何が変わった?
「このままじゃ続けられないかも…」と思っていた自分を救ったのは、
“少しゆるくて、ちゃんと人として扱ってくれる職場”でした。
心がラクになる働き方を探している方に、きっと届く内容になっています。
客先常駐時代に味わった“底辺感”とメンタルの限界
社内SEに転職する前、私は長いあいだ(約15年ほど)、客先常駐のSEとして働いていました。
外から見れば普通のエンジニアかもしれませんが、当時の自分の中では、
「自分ってなんでこんなに惨めなんだろう」と、心の底から感じることがよくありました。
ここでは、当時のメンタルの状況を正直に振り返ってみたいと思います。
自分の居場所がないように感じた日々
客先常駐では、配属先のオフィスに毎日通いながら、
その会社の社員ではない“外部の人間”として働きます。
- 会議では発言権がない
- ちょっとした雑談にも混ざれない
周りは普通に仕事してるのに、自分だけ“透明人間”になったような孤独感がありました。
いえ、疎外感を感じるぐらいなら、まだマシです。
ひどい現場になると、ありえないくらいのパワハラを受けました。
普通に話すだけで強烈に怒鳴られたり、上から目線で皮肉を言われたりしました。
これはあくまで配属先ガチャ、上司ガチャの話なので、客先常駐のSEだからというわけではないかもしれません。
しかし当時の私は「自分は客先常駐SEで部外者だからこんなひどい扱いを受けているんだ」と感じていました。
評価も信用もされない“外部の人”という立場
一番つらかったのは、成果を出しても“評価されない”ことでした。
- トラブル対応を即日で完了しても、感謝されるのは社員だけ
- システム改善の提案を出しても、「外の人だから」と却下
- 常駐先の人から軽く扱われたり…
“誰からも信用されない労働者”という立場は、
想像以上にメンタルを削っていきます。
表向きは普通に働いていても、内心はかなり限界を感じていました。
社内SEに転職して気づいた「精神的な楽さ」
客先常駐で心が削られていた私にとって、社内SEという働き方はまさに“救い”でした。
業務内容や人間関係の違いはもちろんですが、
何よりも感じたのは、「精神的なプレッシャーが激減した」という変化でした。
誰かに常に見張られていない安心感
客先常駐では、「常に評価されている感覚」がありました。
- 上司ではなく“クライアント”に気を使う
- 常に「契約が切られるかも…」という不安
- 言葉遣いひとつでピリピリ
その点、社内SEになると、
会社の“中の人”として落ち着いて仕事ができる環境になります。
- 自分の席がある
- 勤務時間や仕事の進め方にある程度の自由がある
- 上司や同僚との距離感も自然で無理がない
「ここに居ていいんだ」と感じられるだけで、こんなにも心が軽くなるんだと実感しました。
ゆるくてもちゃんと仕事になる環境
中小企業ということもあって、
社内SEの職場はいい意味で“ゆるい”雰囲気があります。
- スーツじゃなくてビジカジファッションOK
- ちょっと雑談しながら作業しても怒られない
- トラブルがあっても「まぁ、急がなくて大丈夫だよ」と言ってくれる上司
以前の職場では1分のミスも許されないような緊張感がありましたが、
今は“人として扱ってくれる職場”という感覚があります。
逆に言うと周りにITに詳しい人があまりいないため、システム業界から来たというだけで重宝してくれているという実感があります。
仕事はちゃんとやっていますが、
「精神的なゆとり」があるからこそ、集中力やパフォーマンスも安定してきたと感じています。
社内SEは中小企業だからこそ“ゆるさ”が心地いい
転職して驚いたのが、中小企業の社内SEというポジションの“ほどよいゆるさ”でした。
このゆるさが、かつてピリピリした環境で働いていた自分にとって、
本当にありがたい癒しになりました。
人間関係が近くてフラット
中小企業は組織の規模が小さいぶん、人と人との距離が近く、フラットな関係が築きやすいです。
- 部署を超えて気軽に話せる
- 上司との雑談が普通にある
- 無理なことは「無理」と言いやすい空気がある
「ちょっといいですか?」が気楽に言えるだけでも、
精神的な圧迫感がかなり軽減されます。
“自然体で働ける職場”という感覚があります。
細かすぎないルールがちょうどいい
大企業や常駐先では、ルールや申請手続きがやたらと細かく、
「何をするにも許可が必要」なことが多かったですが…
中小企業では👇
- 臨機応変に動いてOK
- 決裁や承認も早い
- 報告や相談もLINE的にライト
もちろん緩すぎるのは問題ですが、
“信頼して任せてくれる”感じが心地よいゆるさにつながっています。
この環境に身を置いたとき、
「やっと人間らしく働けている」と、ホッとしたのを今でも覚えています。
精神的に楽な職場に出会って変わったこと
社内SEとして転職してから、仕事そのものに対する考え方や、自分自身の心の状態が大きく変わりました。
ここでは、メンタル面の安定がもたらした“ポジティブな変化”を振り返ってみたいと思います。
自己肯定感が戻ってきた
客先常駐のころは、何をしても評価されず、
「自分って何もできないのかも…」と自信を失っていました。
しかし社内SEとして、
- 問い合わせ対応で「助かったよ」と言われたり
- 小さな改善提案が社内で採用されたり
- 感謝される機会が増えた
ことで、少しずつ「自分って役に立ててるんだな」と思えるようになったんです。
その積み重ねが、自己肯定感を取り戻す大きなきっかけになりました。
今ならようやく「長く働けるかも」と思える
客先常駐で働いていたときは、
「この働き方をあと何年続けられるんだろう…」と、毎日のように不安を感じていました。
今は、
- プレッシャーに潰されることがない
- 理不尽な立場に追い込まれない
- 精神的に追い詰められる場面がない
そんな職場に出会えたことで、
「ここでなら、無理せず長く働けるかもしれない」と思えるようになったのです。
転職を決意した過去の自分には、「よく踏み出した」と伝えてあげたいです。
社内SEと客先常駐のメンタル面に関するQ&A
Q: 社内SEに転職して本当にメンタル的に楽になりましたか?
A: はい、驚くほど楽になりました。常駐先のようなピリピリした空気や“よそ者扱い”がなく、自分の居場所があると感じられる環境です。
Q: 客先常駐が精神的にきついと感じた理由は何ですか?
A: 発言権がない、雑談にも入れない、成果が評価されないなど、“存在感のなさ”に苦しみました。外部の人間として働く疎外感が大きかったです。
そして強烈なパワハラを受けたことも精神的にきついと感じました。
Q: 社内SEの“ゆるい”ってサボれるという意味?
A: いえ、仕事はきちんとあります。ただ、「納期に追われすぎない」「無駄に厳しくない」など、人間らしく働ける“ゆるさ”があるという意味です。
Q: 中小企業の雰囲気って実際どうなんですか?
A: 人間関係が近く、フラットです。縦社会というより、みんなで支え合っている感じ。細かすぎないルールも精神的な余裕につながっています。
Q: 社内SEに向いているのはどんな人?
A: 自分のペースで落ち着いて仕事したい人、人間関係を大切にしたい人、刺激よりも安定を重視する人に向いています。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 客先常駐時代は「外部の人間」として扱われ、評価も信頼もされずメンタルが限界に
- 社内SEは“自社の一員”として働けるため、精神的にとても楽になった
- 中小企業ならではの“ゆるさ”が心地よく、人間関係や働き方も自然体でいられる
- 精神的なゆとりが生まれたことで、自己肯定感や仕事への意欲も回復
- 長く続けたいと思える職場に出会えたことが、転職して一番良かったこと
もし今、心が削られるような働き方に疲れているなら、
“精神的に楽な職場”を選ぶことは決して甘えではありません。
「ゆるくてもしっかり働ける場所」は、必ずどこかにあります。
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