
「この会社に転職して、本当に大丈夫だろうか…?」
そんな不安を抱えたまま転職を決めてしまうと、あとで後悔することになりかねません。
この記事では、元客先常駐SEの筆者が実体験をもとに、
「転職で後悔しないための会社選びチェックリスト」を5つにまとめて紹介します👇
- 売上や従業員数など、企業の数字で見るべきポイント
- 口コミを“正しく使う”ための読み方
- 未経験OKのネットワーク・インフラ職の裏事情
- 評価制度や昇給の確認方法
- 最後は“職場の空気”と“自分の将来像”が決め手
「今度こそ失敗したくない」
そんなあなたに向けて、転職前に見るべき“本当に使えるチェック項目”をお届けします。
転職で後悔しないために知っておくべきこと
SEとして転職を考えたとき、「とりあえず条件が良さそうだから…」と会社を選ぶと、あとから「失敗した…」と後悔することになりがちです。
元客先常駐SEとして数社を渡り歩いた立場からお伝えすると、
後悔を防ぐには“事前の会社リサーチ”がすべてです。
会社選びに失敗する人の共通点とは?
「思ってたのと違った…」という声には、いくつかの共通パターンがあります。
たとえば👇
- 求人内容だけを信じて内情を調べていない
- 口コミサイトに書いてあった情報を鵜呑みにした
- 規模や社名だけで「良さそう」と判断してしまった
このように、“感覚”や“印象”だけで選んでしまうと失敗しやすくなります。
数字で見ることが信頼につながる
転職先を見極めるときに意識したいのが、会社の「数字」を確認することです。
- 売上
- 利益
- 従業員数の推移
- 業界でのポジション
これらは企業の安定性・成長性・将来性を測る客観的な指標です。
もちろん完璧に分析する必要はありませんが、
「なぜこの会社を選ぶのか」を自分なりに説明できる根拠を持つことが重要です。
元客先常駐SEが厳選!会社選びのチェックリスト5選
ここからは、私が実際の転職経験で「見ておけばよかった!」と感じたポイントをもとに、
転職前に確認すべき“会社選びのチェックリスト”を5つに厳選して紹介します。
① 売上と利益が右肩上がりかチェックする
企業の健全性を判断するうえで、売上と利益の推移は最重要指標です。
- 売上:会社がどれだけ事業を広げているか
- 利益:その売上が実際に利益として残っているか
これらが3年〜5年のスパンで伸びているかを見ることで、
「将来性」「財務の安定度」が見えてきます。
特に、利益が赤字続きの会社は要注意です。売上が高くても利益がなければ、無理な成長をしている可能性があります。
② 従業員数の推移から“育つ会社”かを読む
従業員数の増減は、会社の成長速度や人材定着率の目安になります。
- 急激に増えていれば、成長中の可能性
- 長年変わらない場合は、安定志向か停滞中か
- 減っている場合は、離職率や経営不安の兆候かも
さらに、「社員1人あたりの利益」などもチェックすれば、
その会社が“効率よく人を育てているか”のヒントになります。
③ 口コミは“傾向”だけを参考にする
転職口コミサイトは、会社の内情を知るために有用です。
しかし、すべてを鵜呑みにするのは危険です。
なぜなら👇
- ネガティブな投稿は不満が強い人による偏りがある
- 小規模企業では投稿者数が少なく、信ぴょう性に欠ける
- 時期によって制度が変わっている可能性もある
口コミは「傾向」を掴むための“参考材料”として活用しましょう。
- 共通している不満点
- 評価されているポイント
などを見て、客観的な視点で読み取るのがコツです。
④ 評価制度や昇給基準を明示しているか
「どんな評価で給料が決まるか」「どうすれば昇格できるか」が求人票や面接で説明されているかどうかは大事なチェック項目です。(※こちらは事前に分かればの話)
- 明確な昇給制度がある会社は、評価も納得感がある
- あいまいな場合は、属人的・不透明な運用の可能性
「がんばっても報われない職場」かどうかを、事前に見抜く指標になります。
⑤ ネットワーク・インフラ系の“未経験可”の背景を知る
ネットワークやインフラ系の職種は、他のSE職に比べて「未経験可」が多いです。
これは👇のような理由からです。
- 運用保守や監視業務など“入り口”業務が多い
- シフト制・24時間稼働など人手が必要な現場が多い
- マニュアル化が進んでおり、研修体制が整っている会社もある
ただし注意すべきなのは、育成前提の企業と“使い捨て要員”の企業が混在していることです。
- 研修内容が明示されているか
- 正社員登用の実績があるか
- 長期で働ける仕組みがあるか
これらを確認し、未経験歓迎=チャンスではあるが見極めが必要と心得ましょう。
それでも迷うときの最終判断ポイントとは?
どれだけ情報を集めても、「本当にこの会社でいいのかな…?」と迷うことはありますよね。
そんなときに頼りになるのが、“現場の空気”と“自分の直感”です。
面接中に見ておくべき“職場の空気”
面接や見学の際、会社の雰囲気を肌で感じることはとても大切です。
以下のような点をチェックしてみてください👇
- 面接官の話し方が高圧的でないか
- 社員の様子がギスギスしていないか
- オフィスの雰囲気が暗くないか
- 「話しやすさ」や「親しみ」を感じられるか
“数字や制度には出ない部分”こそ、働くうえで大きな影響を及ぼします。
将来の自分がイメージできるかどうか
最終的な判断基準としてオススメなのが、
「この会社で3年後、5年後の自分を想像できるか」という問いです。
- どんなスキルが身についていそうか?
- どんな役割を任されていそうか?
- 成長している実感が得られていそうか?
この問いに「YES」と思えるなら、その会社は“今の自分に合っている場所”かもしれません。
SE転職の会社選びに関するQ&A
Q: 転職で失敗しないためには、まず何を見ればいいですか?
A: 売上・利益・従業員数の推移など、企業の「数字」を確認することが第一です。安定性や将来性が見えてきます。
Q: 口コミってどこまで信用していいの?
A: 内容すべてを鵜呑みにするのは危険です。複数の口コミで共通している傾向だけを参考にするとよいでしょう。
Q: ネットワーク・インフラ系が未経験歓迎って本当?
A: はい、実際に未経験者を受け入れている企業は多いです。ただし研修や育成体制があるかどうかは要チェックです。
Q: 評価制度のチェックってどこを見ればいい?
A: 求人票や会社HPに「昇給の条件」「評価基準」が明記されているかを見ましょう。面接で質問するのもおすすめです。
Q: 面接のときに会社の雰囲気を見るには?
A: 面接官の対応、オフィスの様子、社員同士のやりとりなど、言葉ではなく“空気”に注目すると雰囲気がわかります。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 転職で後悔しないためには、企業の数字(売上・利益・従業員数)を見ることが第一歩
- ネットの口コミは「共通する傾向」だけを参考にするのが安全
- ネットワーク・インフラ系は未経験歓迎が多いが、育成体制の有無を要チェック
- 評価制度や昇給ルールが明示されているかも、会社選びの重要なポイント
- 最後は「雰囲気」と「自分の未来像」がイメージできるかが判断基準になる
転職は“次の人生の土台”を選ぶ大切な機会です。
数値と空気感の両方をバランスよく見て、
「後悔しない会社選び」を目指していきましょう!
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