
「社内SEに転職したけど、思ってたのと違う…」
そんなふうに感じて戸惑っている人、意外と多いんです。
この記事では、実際に社内SEに転職した筆者が体験した“社内SEあるある”を紹介します。
読むとわかることはこちら👇
- ITリテラシー格差に驚いた瞬間
- 雑用ばかりで理想とのギャップを感じた話
- 社内からの過剰な期待に振り回された経験
- 人間関係で気疲れする“社内対応”のリアル
- ギャップを乗り越えるための実践的なコツ
これから社内SEを目指す方も、転職後にモヤモヤを感じている方も、ぜひ参考にしてください!
【社内SEあるある】転職直後に感じたカルチャーショックとは?
社内SEに転職して間もない頃、「あれ?想像してたのと違う…」と戸惑う瞬間がありました。
いわゆる“カルチャーショック”ってやつですね。
ここでは、社内SEに転職した直後に感じたギャップや、「これが社内SEあるあるか…!」と実感した瞬間について紹介していきます。
思っていた“IT職”とのギャップ
転職前は「社内SE=ITの専門職」というイメージが強かったんですが、実際にはそうじゃない場面も多いんです。
「サーバーやネットワークの運用保守に集中できるのかな」なんて思っていたのが、まったくの見当違い。
ふたを開けてみると──
- 社員からの簡単な問い合わせ対応(ヘルプデスク)
- エクセルの使い方指導
- コピー機の紙詰まり対応
など、「これ、自分がやるの?」というような業務が意外と多かったんです。
もちろん、すべてが悪いわけじゃないですが、「想像してたITっぽさ」との落差はかなりありました。
「社内SEって、なんでも屋?」と戸惑った瞬間
最初に戸惑ったのは、「頼まれる内容がIT関係とは限らない」ということでした。
たとえば👇
- 電灯がチカチカするのでビルの管理会社に連絡して替えてもらう
- 電話機の内線設定
- 会議室のテレビ配線のチェック
中には「もしかして、便利屋扱いされてない?」と感じる場面も…。
とはいえ、頼られること自体は悪いことではないし、「なんでも任される=信頼されている」とポジティブにとらえることもできます。
ただ、技術スキルを伸ばしたい人にとっては、ギャップになりやすいポイントなので、事前に知っておいたほうが安心ですね。
現場で感じた“あるある”ギャップ
社内SEに転職した直後、職場で感じた「これってあるある?」というカルチャーショックは一つじゃありませんでした。
ここでは、実際に私が体験した“ズレ”や“モヤモヤ”を5つに厳選して紹介します。
これから社内SEを目指す方は、ちょっと心の準備になるかもしれません。
① チャットも使えない!? ITリテラシーの壁に驚き
「社内SEがいる=ある程度ITリテラシーが高い職場だろう」と思っていたんですが、これが大間違いでした。
ある日、ある社員にチャットでのやりとりをお願いしたら──
「使い方がわからない」「チャットとメールの違いがわからない」「メールで送って」などと言われました。
Word、Excelの基本操作すら知らない人もいて、「IT苦手な人ってこんなに多いんだ…」と驚かされました。
② 雑用の多さにがっかり…プリンタ、名刺、掃除まで?
社内SEの仕事は、意外と雑用が多いです。
- プリンタのトナー交換
- 名刺印刷の設定
- 空調や照明の不具合確認
- PCの配線や片付け
- 部内の備品管理や棚卸し
「これ、自分の業務領域…?」と感じることもしばしばありました。
社内の“機械やITに詳しい人=とりあえずSEに頼め”という空気感に、最初はかなり戸惑います。
③ 「すべて任せるね」に震える…過剰な期待のプレッシャー
これは一番精神的にキツかったです。
「社内SEってすごく詳しいんでしょ?」
「これを機に、うちの業務全部効率化して!」
「ついでに新しいシステムも考えてよ」
とにかく“期待値”が高すぎることが多く、正直、何でも屋の限界を感じる場面も。
技術だけじゃなく、業務理解、交渉力、調整力、そしてスピード感まで求められて、転職直後は「そんなに万能じゃないよ…」と心の中で何度つぶやいたことか。
④ システム担当なのに“便利屋”扱いされる日々
「とりあえず困ったらSEに聞こう」が社内の空気になってしまうと、何でも自分のところに回ってくるようになります。
電話の着信音設定、席替えに伴う配線処理、Wi-Fiが遅い理由、ブラウザの不具合…
“ITっぽい”ことなら全部自分に回ってきます。
やってあげたくないわけじゃないけれど、本来の業務が進まずモヤモヤする日もありました。
⑤ 人間関係で気を遣いすぎてメンタルが疲れる
社内SEは“社内サービス業”ともいえるポジション。
相手は基本的に「同じ会社の人」なので、表立って文句も言えず、気を遣う場面も多いです。
- ミスの指摘はオブラートに
- 要望の断り方も丁寧に
- 一度怒らせると“頼られなくなる”恐れも…
技術よりも、人間関係に気を使いすぎて疲れる──これは社内SEの“あるある”かもしれません。
転職直後のカルチャーショックを乗り越えるコツ
ここまでで「え、社内SEってけっこう大変じゃん…」と思った方も多いかもしれません。
たしかにギャップや戸惑いはあります。
でも、うまく付き合うコツを知っていれば、心の余裕がまったく違います!
この章では、実際に私が「乗り越えるために意識したこと」をお伝えしますね。
期待を“うまく受け流す”コミュ力の大切さ
社内からの“過剰な期待”に対して、すべてを真に受けて頑張りすぎると、本当に心が折れます。
だからこそ大事なのが「上手な受け流し」と「期待調整」です。
- 「それは専任の担当と相談になりますね」
- 「段階的に改善していきましょう」
- 「優先順位をつけて対応しますね」
こんなふうに、一度“ワンクッション”入れることで、自分の負担も減りますし、相手も納得しやすくなります。
とにかく大切なのは、「なんでも背負わない」ことです。
割り切るマインドとやりがいを見つける工夫
社内SEという職種は、華やかさはないけれど「誰かを助ける裏方の仕事」です。
正直、「またコピー機か…」「雑用ばっかり…」と思う日もあります。
でも、ちょっと視点を変えてみると──
- 「ありがとう」と言ってもらえる回数が多い
- 困っていた人が自分の対応で笑顔になる
- 少しずつ社内のIT環境がよくなっていく実感がある
こうした“ちょっとした成果”が積み重なると、社内SEならではのやりがいにつながっていきます。
私は「今日は誰の助けになれたかな?」と1日を振り返るようにしています。
それだけでも、だいぶ気持ちが軽くなりますよ。
社内SE転職後のカルチャーショックに関するQ&A
Q: 社内SEに転職して最初に驚いたことは何ですか?
A: ITリテラシーの低さでした。チャットやメール操作にすら戸惑う社員も多く、「このレベルからサポートするのか…」と衝撃でした。
Q: 社内SEは本当に雑用が多いんですか?
A: 多いです。プリンタの紙詰まりや備品の管理、果ては掃除や名刺印刷まで依頼されることがあります。なんでも屋扱いに戸惑う人も少なくありません。
Q: 過剰な期待ってどんな感じですか?
A: 「うちのシステム全部改善して!」「DX推進して!」など、社内SE=全知全能の人と思われることもあり、プレッシャーになる場面があります。
Q: 人間関係がしんどいと感じることはありますか?
A: あります。同じ社内の人を相手にするぶん、角が立たないような言い回しや気配りが必要で、精神的に気を遣う場面が多いです。
Q: それでも社内SEを続けるメリットはありますか?
A: はい、あります。「ありがとう」と言ってもらえる機会が多く、地味だけど“人の役に立っている”実感が持てる仕事です。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 社内SEに転職した直後は、理想とのギャップに戸惑うことが多い
- ITリテラシーの低さに驚いたり、雑用や便利屋的な役割が多くてがっかりする人もいる
- 「何でもできるでしょ?」という過剰な期待がプレッシャーになることも
- 人間関係のストレスは、客先対応よりも“社内ならでは”の気遣いが必要
- うまく受け流すスキルと、割り切るマインドで乗り越えやすくなる
社内SEは、華やかではないけれど、誰かの役に立てるやりがいのある仕事です。
これから転職を考えている方にとって、この記事が“ギャップ”への心の準備になれば嬉しいです!
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