
「社内SEってリモートワークできるの?」
最近は働き方の多様化が進み、リモートを前提に職場を探す人も増えていますよね。
この記事では、実際に社内SEとして働く筆者の経験をもとに、
出社と在宅のハイブリッド勤務がどう機能しているのかを紹介します👇
- どんなときにリモートが許可されるの?
- フルリモートはできないの?
- 出社必須の業務って何があるの?
- 柔軟に働くためのコツは?
“いつでもどこでも”とはいかないけれど、
“必要なときに無理せず働ける”環境が整っているのが、社内SEの魅力でもあります。
自分に合った働き方を模索している方に、ぜひ読んでほしい内容です。
社内SEでもリモートワークは可能なのか?
結論から言うと、社内SEでもリモートワークは「一部可能」です。
体調不良や私用など、どうしても出社が難しい場合には、
在宅勤務を柔軟に許可してもらえる環境は徐々に整ってきています。
しかし、フルリモートOKかというと…現実はそう簡単ではありません。
体調不良や私用時には在宅勤務も柔軟に対応
私の勤務先では、以下のような場合にリモートワークが可能です👇
- 発熱や風邪症状があるとき(念のため自宅待機)
- 子どもの送迎や急な私用対応
- 簡単な資料作成やヘルプデスクのログ整理など、
リモートで完結できるタスクが中心の日
つまり、「今日は出社しなくても大丈夫そう」という日は、
上司にひと声かければ、在宅勤務に切り替えられる柔軟さがあります。
こうした自由度は、社内SEにとってありがたいポイントです。
「フルリモート」は難しいのが現実
一方で、完全在宅勤務(フルリモート)で社内SEを続けるのはかなり厳しいというのが本音です。
理由としては👇
- PCキッティングや周辺機器の現地対応
- 現場ネットワークのトラブル時に、実機確認が必要
- 社内の利用者からの対面サポート要請が頻繁にある
- セキュリティ上、社内LANからしかアクセスできないシステムが多い
これらはどうしても“出社前提”の作業です。
つまり、社内SEはリモート可能だが、出社とセットで成立する職種だと言えます。
リモートワークが難しい社内SE業務とは?
社内SEの仕事には、現地対応が必須な業務も数多く含まれています。
そのため「いつでもどこでも働ける」という職種ではないのが実情です。
ここでは、リモートでは対応が難しい業務の代表例を紹介します。
PCキッティングやトラブル対応は現場対応が基本
社内SEの日常業務のひとつに、PCや周辺機器のセットアップ、いわゆる「キッティング」があります。
- 新入社員用PCの初期設定
- モニターやプリンタなどの設置・動作確認
- セキュリティソフトのインストールや社内システム連携設定
これらは、現場で機器に直接触れながら行う作業であり、リモートでは不可能です。
また、トラブル発生時のサポートも同様で👇
- 「ネットが繋がらない」
- 「印刷できない」
- 「PCが起動しない」
といった問い合わせには、現場に行って直接対応することがほとんどです。
社内からしかアクセスできないシステムもある
社内SEの担当領域には、セキュリティの観点から“社内LAN限定”のシステムも存在します。
- 勤怠・経費システムの管理画面
- 社内ポータルや基幹システムの操作
- 社内サーバの保守作業
こういったシステムは、リモートからのアクセスが制限されているため、
物理的にオフィス内で作業する必要があるのです。
つまり、「リモートでは完結しない仕事」が社内SEには一定数あるということです。
出社とリモートをどう使い分けているか?
では、社内SEはどうやって「リモート」と「出社」を使い分けているのでしょうか?
私の勤務先では、“状況に応じて選べる”ハイブリッド勤務が基本スタイルとなっています。
ハイブリッド勤務で「状況に応じて選べる」働き方へ
基本的には週5出社ベースですが、
下記のようなタイミングでは柔軟にリモートを活用しています👇
- 集中作業したい資料作成日
- 対面対応の予定がない日
- 自宅作業で効率が上がるタスク中心の日
- 体調が万全でないが、業務はできそうなとき
上司に相談して承認を得れば、
「今日は在宅で作業します」と切り替えられるので、精神的な余裕も大きいです。
柔軟性はあるが、自己管理と信頼関係が鍵
リモートを許容してもらうには、
「ちゃんとやってくれてる」という信頼感の積み重ねが重要です。
- 進捗報告をしっかりする
- 勤怠のメリハリを守る
- 対面が必要な場面では迷わず出社する
こういった姿勢を日々見せていくことで、
「この人なら任せても大丈夫」と思ってもらえる環境が整っていきます。
社内SEとして無理なく働くための“ちょうどいいバランス”
社内SEは、完全在宅やフルリモートには向いていない職種です。
ですが、それを悲観する必要はありません。
むしろ、“柔軟に働ける環境”として捉えると、
かなりバランスのいい働き方だと感じています。
リモートだけにこだわらないという選択肢
リモートは便利ですが、対面ならではの強みも社内SEには多くあります👇
- ユーザーの本音が引き出しやすい
- 問題の発見・解決が早い
- 雑談から要望が拾えることもある
「たまに出社=苦痛」と捉えるのではなく、
“必要なときにちゃんと顔を出せる働き方”としてリモートを補助的に使う。
このくらいのスタンスが、現実的で続けやすいと感じます。
職場の制度と雰囲気を見極めることが重要
会社によっては、社内SEでも「週3リモートOK」「フレックス制あり」という職場も増えています。
- 就業規則で在宅勤務が認められているか
- 上司が柔軟な考えを持っているか
- チームメンバーが互いに信頼し合える関係か
こうした要素を見極めることで、
「自分に合った社内SEの働き方」を実現することができます。
社内SEのリモート勤務に関するQ&A
Q: 社内SEはリモートワークできるんですか?
A: はい、体調不良や私用などに合わせて柔軟にリモート対応できるケースが増えています。ただし、業務によっては出社が必須なものもあります。
Q: 完全在宅(フルリモート)は可能ですか?
A: 基本的に難しいです。PCの物理設定や社内LAN限定のシステム、対面対応が必要な場面が多いため、出社を前提とした働き方が求められます。
Q: どんな業務がリモートに向いていますか?
A: 資料作成、ヘルプデスクログの整理、手順書作成、ベンダーとのオンライン打ち合わせなど、物理対応が不要な業務はリモート向きです。
Q: 在宅と出社はどのように切り替えていますか?
A: 基本は出社ですが、業務内容や体調、家庭の事情に合わせてリモートを選ぶことができます。上司への報告・相談を徹底するのがポイントです。
Q: リモート勤務に必要な条件ってありますか?
A: 信頼関係・自己管理・報連相ができていることです。出社するべき場面をきちんと見極められる人ほど、リモートの自由度も高くなります。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 社内SEでも体調不良や私用時などにはリモートワークが可能
- ただし、PC設定や現場トラブル対応など「出社必須」の業務も多い
- 完全在宅は現実的でなく、ハイブリッド勤務が基本スタイル
- 自己管理と信頼のあるチーム環境がリモート活用の鍵になる
- 出社もリモートも活かした“柔軟な働き方”が社内SEの強み
リモートワークは「自由な働き方」を叶える手段のひとつですが、
社内SEにとっては“必要なときに必要な場所で働ける”という柔軟性の方が重要かもしれません。
働き方に悩んでいる方は、「自分にとってベストなバランス」を見つけるヒントとして、
このハイブリッドなスタイルをぜひ検討してみてください。
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